おのみち住吉花火まつりにて提灯船を出船いたしました
投稿日:2025.08.05
2025年8月2日(土)に開催された「おのみち住吉花火まつり」に、弊社は提灯船を出船いたしました。
この花火まつりは、「住吉神社大祭礼」とも呼ばれる伝統的な神事に由来しており、江戸時代中期・元文5年(1740年)に尾道の町奉行として着任した平山角左衛門尚往(なおゆき)翁が、翌年に港の守護神として住吉神社を現在の住吉浜に遷座したことを起源としています。その後、平山奉行の功績を称え、また商売繁盛と海上交通の安全を祈って、海産物問屋の旦那衆によって花火まつりが始まったと伝えられています。
当日は、海上を進む「山型」「鳥居」「御幣」の3隻の提灯船や、「火船」「御座船」といった船が渡御(とぎょう)し、幻想的な風景を演出しました。提灯船にはそれぞれ、神社の鳥居や御幣(ごへい)など、神聖な意味が込められており、神様をお迎えする神事としての意味合いを今に伝えています。花火そのものも、本来は住吉神社に捧げる神聖な奉納行事であり、現代においてもその精神が大切に受け継がれています。
向島ドックとしては、こうした歴史ある伝統行事に参加させていただくことで、地域とのつながりを深め、地元文化への理解と敬意を再確認する機会となりました。
今後も、地域の伝統と文化を尊重し、尾道に貢献できる企業であり続けたいと考えております。